夢の木材乾燥「愛工房」を見学しました。
やっと、「愛工房」を見に行けた。
なんと、木造4階建て!
画期的な木材乾燥装置である「愛工房」は、それまでの100℃以上の高温乾燥という常識を覆し、45℃という低温で乾燥する。
「愛工房」は2004年に伊藤好則さんによって発明された。100℃なんて拷問じゃないか。地球上に存在する温度でないと木がかわいそう、と、木をマテリアルとしてでなく、いのちあるものとして感じ、扱い、どうやったら木に気持ちよく汗をかいてもらえるか、と考えて試行錯誤した結果、夢のような「愛工房」ができた。
☟発明者の伊藤好則さん。これは作動中の「愛工房」の中。「愛工房」自体が木でできている。人間が入っても大丈夫どころか、おそらく地球上で最高のサウナ。実際に「愛工房」浴を定期的に催している。
加藤木材の「百年杉」もこの「愛工房」で乾燥している。上の写真の精油の艶やかなこと!ここで含水率が10%くらいになるまで、杉にしっかり汗をかいてもらう。高温乾燥では強制的に精油分まで溶け出し、カサカサの抜け殻状態になってしまうが、これなら杉のもつ「宝の力」が活きたままになる。
愛工房のある杉ビルの最上階で、伊藤さんの講演を聴いた。御年80歳。この部屋でヨガなども催すそうだが、身体がゆるむに決まってる。
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