「百年杉」を勧める理由 ~木そのものにお金をかける~

日本は国土の68%が森林で、 先進国ではフィンランド、スウェーデンに次ぐ世界3位の森林大国。

なのに、国内では安い輸入材ばかり流通し、木材自給率は30%しかありません。

木が安定的に消費されないと、森が守れず、林業も成り立ちません。


でも・・・

私が国産の無垢材を敷くことをお勧めするのは、森を守るため、ではありません。

(それも理由のひとつですが)


気持ちいいから!

カラダが喜ぶから!


それに尽きます。

こんなこと、やらない手はない、からです。


樹種では、杉やヒノキがおすすめです。

タモのような固い木より、歩いたりゴロゴロしたときの気持ちよさが違います。

パインも比較的柔らかいですが、 杉の気持ちよさに比べたら、

なんでわざわざ外材のパイン材を使うのか理解に苦しみます。


家さがしをしていたころ、

「最高級」と言われるスウェーデンハウスと、

国産杉の低温乾燥材をふんだんに使った質の高い自然素材の家とで、

居心地の違いに愕然としました。

包まれる空気が違います。(自然素材の家、にもいろいろ違いがありますが…)


「いいね」くらいの居心地と、

「ああっ、ここから離れたくない!」と身体が欲する、癒される家の違いです。

そして、ゼロから家を建てなくても、床を無垢材にするだけで空気は変えられます。


では、杉とヒノキはどっちがいいか?


どっちもいいです。


以前、マンション住まいのときに、

リビングには多摩産材の明るいヒノキを、寝室と廊下には杉を敷きましたが、

ヒノキには覚醒作用が、杉には鎮静作用があることを後で知りました。

リビングが活動する場所であることを考えると、

それなりに、直感的に適材適所を選んだのかも知れません。


もちろん、リビングが杉でも全然いいです。

目をつむって足の裏の感触だけで選ぶなら、私は杉にしたと思います。

ちなみに杉の学名はクリプトメリアヤポニカといい、

「隠された日本の財産」という意味らしいです。


この名前には、ゾクッときました。

すごくないですか?

まさに、生のパワーが宿る「財産」なのに、

有効に使われず「隠されて」しまってるんですから。


遠慮せず、使っちゃいましょう♪


↓私がかつてマンションの廊下に敷いたの多摩産材の杉。

ただ・・・悩ましいことに、

木は生き物ゆえ、個体差が大きいです。

同じ杉でも、産地や乾燥方法によってまるで別物です。

同じ製材所でも入手する時期によって質が変わります。


感動した材をもう一度買ったら、「あれ、こんなもんだったっけ?」なんてことがありました。

もちろん、ホームセンターにある材なんか論外です。

(カサカサの高温乾燥材しかありません)


じゃあ、何を選んだらいいの?


私は、「加藤木材の『百年杉』」をお勧めします。

三重県尾鷲市の畦池製材所からの、精油分がたっぷりの「香る杉」です。


↓加藤木材のHPは、目からウロコの話がいっぱいで、私の実感と符合し納得です。

https://woody-katoh.com/


もちろん、「百年杉」だけがホンモノだ、などと思っていないし、

加藤木材さんからお金をもらってもいません。(あたり前です)

吉野とか、紀州とか…全国にいい材はいっぱいあります。


地産地消で、多摩産材というのも大いに賛成です。

↓「沖倉製材所」の材も敷きました。すごくいい材でした!  

http://okikura.com/

(残念ながら今はDIY用の材は扱ってません…)


私が「百年杉」を勧めるのは、

私が体感していい!と感じたのと、その根拠が理解できたのと、

扱う人への信頼、です。

加藤社長の真摯な探求心と、熱くてまっすぐな人柄!

質のバラつきをなくす努力も怠りなく、

これなら間違いない、と人に言えます。


↓ブラザーS氏は、建売住宅の床と壁に「百年杉」を敷きつめた。空気がまるで違う!

ちなみに、先日Nさん宅に敷いたのは、 「百年杉」のDIY用の「ミニ香杉」です。(下写真)

長い材だと、釘なしだと浮いてうまく固定されないため、91cmの長さで統一されています。

「DIYで敷く用」に製材されている材は、少ないです。

今はネットで簡単に木材が買えますが、

何度もいいますが、木の質は、それぞれ、ぜんぶ、違います。

「杉の無垢材」というだけで、同じに思わないでください。

ぜ~んぜん、違います。


肌がずっと触れ続ける床だけは、こだわった方がいいです。

生のパワーのある木を敷けば、空間は劇的に変わります。


一番簡単なのは、木を買って自分で敷くことです。


工務店に払う大金を浮かして、 木そのものにお金をかける、ということです。

工務店にリフォームを頼んだら何十万、何百万もしますよね。

百年杉のミニ香杉は、2畳で約4万円。 8畳のワンルームだと約16万円。

そこそこいいエアコン代、というレベルです。


もしひとりで敷く自信がなければ、 「床敷きブラザーズ」が助っ人します。


逆に、「百年杉」以外の、個人で入手できるDIY用の材で、

これは!というのあったら、ぜひ教えてください!


板を持ち寄って見せ合いっことか、楽しそう!

床敷きブラザーズ

杉の床を敷きませんか。 自分で、みんなで、敷きませんか。 賃貸でも大丈夫です。 国産杉を床に敷けば、 素足が気持ちよくて暖かい、 木の家になります。 深い呼吸がしやすくなります。 心とカラダが喜び、緩みます。 DIYが初めてでも大丈夫。 床敷きブラザーズがサポートします。