残念!
下見のお約束をした人から「床敷きをやっぱりやめます」との連絡がありました。
8畳のビニール床に杉を敷く計画でしたが、結局畳を敷くことになったそうです。
その方自身は大変乗り気だったんですが、高齢のご両親が反対され、断念しました。
「小さな段差も気になる」
「最後は畳の上で死にたい」
…と言われたらしく...
段差については、ご高齢の方が気にされるのはよくわかります。
「畳の上で…」については何も言えませんが^^;
ただ、下見して、段差を解消する方法を見つけたかったなあ…
…が正直な気持ちです。
私も残念でしたが、その方のほうがもっと残念そうでした。
ただ一方で、これでよかったのかも、と思ったりもしました。
私に相談された方は、この床敷きサポートと私のことをよく理解されていて、
敷く側の私としても、全く心配ありませんでした。
でも、その方のご両親は、わかりません。
板と板の間に多少隙間はできるし、大工さんのようには凸凹を綺麗にピチッと埋められないし、
それを許容してくれるのか…
住む分にはまったく申し分ないし、健康、官能、コスト面など、余りある恩恵があるけれど、
その価値を理解していただけそうなのか…
高齢者の場合、ご本人のDIYのお助けではなく、
こちらで敷いてあげる対応もしないと、とは思います。
大金をかけずに「木の家にしたい」願いを叶えられるのですから、できるかぎり叶えたい。
でも、すまいに、ある程度「おおらかさ」を持てる人でないと、難しいと思っています。
私は、家を愛してますが、家に遠慮はしません。
美しい空間が好きですが、神経質に暮らしたくはありません。
自由に、楽しく暮らしたい。
あなたは、どうですか?
木の床に暮らすということは、おおらかに暮らすことです。
木の床を実際に見てみたいという方は、わが家の床をご覧いただけます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
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