若者4人がわが家を堪能しました!
週末に、若者4人がわが家を訪れてくれました。全員20代後半の男性です。
実はその前の週に、行きつけの店で仲良くなったIくんがうちに来て、「木はスゲー」と感じ入り、話を聴いて興味を持った友人を連れて来てくれたのです。
この若者たちは、なんというか、みんな感性がすごかった。
自分の感性・価値観をしっかり持ちながらも、すべてを素直に吸収してる感じがしました。
家に入った途端、
香りがスゲー!
暮らしていると慣れてしまいわからないのですが、来た人の反応で、そうなんだ、と気づかされます。
しばし話しこんでいると、そのうちのひとりのMくんが、
…と、驚いた様子で言ってきました。
「杉の香りで鼻腔が開いて呼吸が深くなる」という説明をすると、瞳をキラキラさせて、合点がいった様子でした。
これも、住んでいる身としてはふだん気づけません。逆に言えば、合板とビニルクロスで覆われた家で呼吸が浅くなってしまっていても、そのことを気づけないはずです。
Mくんは身体が敏感らしく、もともと食べ物への関心は高く、理解も深いようです。
うちだと鼻が通るのに気づいて、食べ物だけじゃなく空気も大事という話に、自身の中で何かがつながったようで、目を見開いていました。(人は食べ物の5倍の量の空気を吸い込んでますし、皮膚吸収の影響も計り知れません。)
うちだと鼻が通るのに気づいて、食べ物だけじゃなく空気も大事という話に、自身の中で何かがつながったようで、目を見開いていました。(人は食べ物の5倍の量の空気を吸い込んでますし、皮膚吸収の影響も計り知れません。)
ところで、わが家の床は厚さ3cmの徳島杉です。4畳の小屋裏には、前に住んでいたマンションから移設した東京の森の杉が敷いてあります。あと、最近自作した「百年杉マット」があります。(百年杉の床材を0.7畳分ならべて固定しただけのものです。)
それぞれ、仰向けに寝て、堪能してもらいました。
うわ~っ!スゲー!
幸せそうに横たわる彼らをみていて、私も百年杉に寝転がってみたくなり・・
寝た途端、背中からビンビンと!
癒される~
やっぱり百年杉はすごいなあ。
うちにも敷きたいよなあ。(笑)
もちろん、わが家の徳島杉だって気持ちいいです。私が「徳島杉は箱根の湯、百年杉は草津の湯だと思うんだよね。薬効の強さの違いというか・・」と言ったら、温泉の例えがわかり易かったようです。
味わってもらえば、こういう話がすんなり通じる(嬉泣)
さて、Kくんは、もともと木に関心がないのに、たまたま誘われたようです。
・・・で、彼が一番、堪能してました。
というか、
「百年杉マット」で寝てしまいました!(笑)
実は彼らを連れて来たIくんも、最初にうちを訪れたとき、小屋裏の床が気持ちよくて小一時間寝てました。(笑)
ほかにも、合板に反射する光のまぶしさと、木の床に反射する光の柔らかさ・優しさを見比べたり、杉の床だと身体がよく曲がるのを確かめたり・・
いや~、嬉しい。
わざわざ来てくれて、こんなに話が通じて、感じ入ってくれるなんて。
「同類」なのかもしれません。
そして、同じくらいの年齢だった自分と比べたら、彼らの方がずっとずーっと先に行ってる。
みんな身体が受けとるものをしっかりと感じとって、それを頭でも理解しようと努めていて、こちらの話をスーッと受け取っていく。
これまで杉を敷いた人たちは、小さなお子さんがいたり、ご自身がアレルギーに悩んでいたりと、それぞれに固有の切実さがあったように思います。そして、杉の床を体感した瞬間に「これだ!」と直感し、取り入れていた気がします。
今回訪れてくれた彼らは、杉を床に敷く切実さは薄いのかもしれません。でも、今まさにジワジワと作用している「自分ごと」だと敏感に感じとっていました。
それと、彼らはすでに何らかの体験によって自然の力のなんたるかを知っていて、木のことを知りたいという気持ちで、わが家での杉のパワーを感じる体験がとてもワクワクするものだったのでしょう。
何より、彼らのあふれんばかりの好奇心と探究心のエネルギー!
4人はその後で、下北沢の「気流舎」という秘密基地のような古本屋に行ったのですが、そこは私も大好きな空間。
一緒に行きたかったなあ~
▼「待ち運びできる床」としてつくった百年杉マットです♪
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