出会いとご縁に導かれて。
この週末に、ご縁があっておつき合いのある大切な人とそれぞれお会いして、いろいろ話しました。
豊かな時間でした。
話したおかげで、床敷きを通して、人とつながりたい、人と出会いたいと、原点に立ち返っています。
そもそもは、「敷くだけフローリング」を開発した安田さんとの出会いでした。
安田さんが森を守りたい思いで事業を立ち上げ、開発した多摩産材の杉・ヒノキ材に魅せられて、住んでいたマンションに敷きつめましたが、安田さんと会わなければそうしなかったと思います。
そこで、空間に何かが宿った、それこそが大切なものだ、と気づいて、それを自分の中に持ち続けてきました。
人にもすすめて敷きにいったのは、つなぎ堂のはせぴょん、たまりばーるの金山さん、地域通貨たまの江田さんなど、地元で地域活動をしている人との出会いが影響しています。
できることを出しあってつながることを面白がる輪があってこそです。
それを生業(ナリワイ)として形にできたのは、自由大学の講座に飛び込み、一緒に講座を受けた仲間と、愛と情熱あふれるおふたりの講師に触発されたからです。
自分のアイデンティティと結びつくナリワイを持てたことは、どんなにしょぼくても、自分にとっては大きなことです。
そして、加藤木材の加藤さんと出会ったことで杉の素晴らしさ、本当の価値に気づかされました。
実際に産地(三重県尾鷲)に出向いて、畦地製材所の畦地さんと出会い、杉のいのちは土と水と太陽によって長い年月をかけて育まれたものだとわかりました。
杉の気持ちよさの源、をみました。
森を健全な状態で維持し、その営みの経済的な問題を解消することは切実ですが、そのために、土と水と太陽が育んだものをこそ評価し、それにお金を出す人が増えてほしい、と、畦地さんを通して思いました。
自分がやっていることは、そういうことなのだと、森と都市生活者とを双方豊かにする関係づくりなのだと確信でき、それが自分を突き動かす力になりました。
自分にできること、やりたいことが、必要なことと一致することは、そのように力を与えるものだと知りました。
そうやって、そのときどきに、モヤモヤし、自問し、立ち止まり、飛びこみ、出会い、気づく。
そんな感じでゆっくり歩いています。
私がいま、杉の床敷きをしているのは、出会いと縁に導かれた結果にほかなりません。
これからも、木と人の幸せな出会いをつくりつづけて(木も人を選びます!)、そうすることで自分が出会っていきたい。
私がしたいのは、そういうことです。
自分の「ほんとう」を歩き続けることです。
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